2012.11.30

藝大アーツ・スペシャル2012 障がいとアーツ

12月1日、2日と「藝大アーツ・スペシャル2012 障がいとアーツ」
と銘打ったイベントが藝大で開催されます。
藝大に研究員として勤めて3ヶ月になろうとしていますが
おそらくこの半年間でこれが一番大きなイベントであり、思うように動けず
たいして役に立ってはいないものの、沢山の事を勉強させてもらっている
仕事です。
20121202_0_convert_20121130060522.jpg

チラシの写真は視覚障害の方が撮った写真。題字の「共に生きる」はNHKの平清盛
の題字も書いていらっしゃる金澤翔子さんの書。2日のコンサートでは彼女の書を書く
姿が見られます。視覚障害の方々の写真や金澤さんの書が第1ホールで展示
されています。

今日はA3の大きさに引き延ばした写真のパネル作りを半日してきました。
群馬大学では学生にお願いする作業ですが、そもそも私は5教科以外で好きな
教科を順に並べると1,体育、2,美術、3,音楽 となります。
ちなみに5教科も入れると(誰も聞いてないって?)
1,体育、2,美術、3,音楽、4,国語、5,数学、6,理科、7,英語、8,社会
5教科はつまり覚えるのが苦手なわけです。神経衰弱とか嫌いです。

今は音楽の仕事をしているとは言っても、気がつくと仕事の半分は文を書いている
と思います。つまり4,国語の時間ですね。今日は2,美術の単純作業の時間でしたが
パネルに写真を貼付け、しっかりのり付けするために上から紙をあててこすっていると
小学校にときにやった「エッチング」(エッチなことをすることではない)
を思い出し、懐かしかったです。思いがけず楽しい作業でした。

帰りの新幹線で楽しみにしている角田光代さんのエッセイが載っている
12月号のトランヴェールを読んで、英語で書いてある記事を訳したり
しながら帰りました。

今日は国語と美術と音楽と英語と、教科的には盛りだくさん。中身は薄い。
薄い事しか出来ない現状が少し物足りなく感じる1日でした

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2012.11.24

高木早苗さんのピアノ・リサイタル

最近のコンサートでもピアノをお願いしている
高木早苗さんのリサイタルに行ってきました。

たかぎ_convert_20121124163416

この日は前橋の駐車場にを止めましたが
携帯を車内に置き去りに・・・・

1日携帯なしで都内を動きながら過ごすと、なぜか携帯など
なかった学生の時の気分に。美しいイルミネーションも、
撮ることも出来ず、他と分断された気がします。
自分も一種の携帯依存だなあと思いつつ、
懐かしい少し寂しいような感覚を賑わう雑踏で楽しみました

高木さんのリサイタルはいつも王子ホールなので
地下鉄銀座線に乗り込み、いざ銀座(シャレですよ)へ!
二駅くらい進んだところで、まてよ携帯がないから場所が
はっきりせん・・・あっそうだチラシに書いてあるかな・・・
がーん
そこには「オペラシティ・リサイタルホール」の文字が
新宿方面、逆です

時間に余裕があったので間に合いました。
ホールそばの地下の赤いクリスマスツリーが奇麗でした

高木さんのリサイタルは以下の演目。

[Program]
J.P.スウェーリンク:涙のパヴァーヌ
J.C.F.フィッシャー:アリアドネ・ムジカ第8番 ホ長調
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻 第9番 ホ長調
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 第1番 ハ長調
D.ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ 第1番 ハ長調
J.S.バッハ=F.リスト:前奏曲とフーガ イ短調
          ~~~~~    
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 第17番 変イ長調
L.v.ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番 変イ長調Op.110

今回は彼女のこだわりの強さが一目で分かるプログラム。
1日にこんなに沢山のフーガを聴いたのは初めてです。
単にバロック音楽を取り上げるというのではなく、
バロック時代の作曲家や、その時代に確立された様式がその後の
作曲家たちの作品に息づいている事を豊かに伝えてくれる
プログラムです。

作曲をしていて思うのは、作曲をする上で、いい主題を創造できるか否かが
一番重要なことだという事です。今日はその極められた主題の魅力を
存分に味わう事が出来たコンサートでした

2012.11.19

みどり市合唱祭

18日、第7回みどり市合唱祭が笠懸の文化ホールパルで開催され
私は指導・指揮の佐藤貴子さんの代わりに、笠懸野合唱団の指揮を
してきました。

笠懸野文化ホールパルは自宅からで1時間のところに
あります。車の中で笠懸野合唱団の演目で、全体合唱の曲でもある
あの「花は咲く」をyou tube でおさらいしつつ、ホールへ向かいます。
「花は咲く」はNHKが東日本大震災の復興事業の一つとして制作した曲ですが
詩が、震災に具体的に触れていないところが私は良いと思っていました。
誰の心にも響く内容で、花は咲くが、私は?という問いかけがサビ。
私は敢えて言えば「雑草を抜く」でしょうか。
今年は庭の雑草を10万本は抜きました
作曲も私が好きな菅野ようこさんです。

会場についてリハーサル室へ。
この時点で笠懸野合唱団のみなさん、普段の練習時とは違い、気合いが
みなぎっています。いつもは聞こえない声も聞こえてきます。
本番までこの気合いをもっていけるかが鍵。

本番の時は昼食など殆ど食べないので、何も持っていかなかったのですが
思いがけず団員の方から手作りのお弁当を頂き、美味しくいただきました。
 

本番が始まりました。
最初は「渡良瀬養護学校高等部」です。
養護学校の生徒たちがビシッと並んで、時折いいハーモニー
を聴かせてくれたのにはビックリ ここまで仕上げられた
先生方には頭が下がります。生徒たちも楽しそうに体全体で音楽を
表現していました。ピアノ伴奏は「群馬おきりこみ合唱団」の野口さん。

笠懸には笠懸中学校と笠懸南中学校の二つの中学校がありますが、その中学校
の合唱コンクールで優勝したクラスがこの合唱祭に参加しています。
全体的に年齢が高い合唱団が多いので、新鮮に感じます。特に笠懸中の
シューマン「流浪の民」はよくまとまったいい演奏でした。
「この経験が中学校での一番の思いでらしいですよ。」と団長さんのお話。

そして笠懸野合唱団の番。
演目は「たきび」「山寺のおしょうさん」「花は咲く」です。
みなさんリハーサル以上にいい声でした。私も、いつも笑顔で
迎えてくださるみなさんと、振っていても楽しい曲たちを
楽しく演奏しました。

みどり市には少なくとも15以上の合唱団体があって
みなさんが生活の中の生き甲斐、潤いとして合唱活動を
されているように感じました。
日々合唱団でコンクールを目指したり、大学で
指導したり、参加したりする「趣味」ではない「仕事」として音楽と
向き合っている中で、時々こうして地域のみなさんの中に入って一緒に音楽を楽しむ
事は、音楽が「在る事」を考える上で大変貴重な経験です。
そして共通している事は、いい音楽を!という目標を持っている事。

地域がからむ仕事はこの後、来年4月に「大手拓次研究会“薔薇忌”」での
講演が予定されています。何を話して演奏をするか
頭を悩ませているところです

2012.11.11

今年もあと・・・

よく使われる表現ですが、人生を
「ある時までは穴を掘り、いつしか穴を埋めてゆく作業にかわる」
というような事が言われます。自分がどこで埋めてゆく方に変わった
かというと30才前後でしょうか。

今年が始まったぞーと思いきや今年もあと50日足らず。
カウントダウンに入りました。
でも今は深まる秋を楽しみたいですね

11月に入って日の進みもstringendo
アジア音楽祭が終わってから10日もたってしまいました。

こちらは多分今年最後のリンゴ狩り。赤城村のキミちゃんリンゴ園です。
リンゴ_convert_20121111084719

家から で20分くらいのところにあります。
今は「信濃スイート」と「陽光」が旬です。「陽光」私の知っている中では
一番大きなリンゴです。

7日は日本歌曲振興会の「秋の定期」本番が津田ホールでありました。
「秋の定期」出品は昨年に続き2回目。この演奏会のために詩人18人
作曲18人、演奏家15人 合計51人がそれぞれの思いを込め、その分野
にいて手腕をふるっています。おもしろいのは、
演奏
の制作から演奏の流れの中で、詩を選ぶ作曲家以外はそれぞれの選択が
事務局の手に委ねられている事です。作曲家ですら3編の詩を選び、
どれになるか分かりません。

そういう意味では一番ヤキモキ(死語?)するのは、
もしかしたら誰からも選ばれないかもしれない詩人かもしれません。

私の「秋の海」はピアノの森さんバリトンの鴨川さんが曲の特徴を最大限
に引き出してくださり、海の情景が見えてくるような素晴らしい演奏でした。
詩人の中島登先生に喜んで頂けたのがなによりでした
ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

次の日
芸大の美術棟で行われているお祭りに参加しました.
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実は何十年も続いている行事らしいのですが、知りませんでした。
火を使う科で感謝と安全の祈願のために開かれているそうです。
無数の日本酒が並んでいました。

大学に限らず教員を続ける上で維持してゆくのが難しいのは
は心と体の健康です。
様々な行事が縮小される昨今ですが、非日常的な行事に支えられて
日常が成り立っている事をあらためて強く感じたお祭りでした。

本日は群馬大学荒牧キャンパスで荒牧祭です。
学生たちの非日常の取り組みを見に行こうかな
と思ってる日曜の朝

先日コメントいただいたお久のYちゃん、返信できないのでメールフォームから
連絡くださいねー。

2012.11.02

女の樹海 終了1

10月30日(火)文京シビックホールにて
アジア音楽祭「指揮者は作曲家」が開催されました。
私は2番手。28歳の時に作曲したピアノと管弦楽のための
「女の樹海」の再演、指揮をつとめました。

1週間前から正味40分の練習が2回と当日リハーサル、本番
のスケジュールです。1回も通しが成功する事なく、本番当日
を迎えました。

16年ぶりに自分の曲と真剣に向き合って分かった事は・・・
振る人のことなんか全然考えていないということ
有森裕子さん風に言うと
「昔の私を叱ってやりたいです!」

指揮の本番は、ピアノに比べればはるかに緊張しない
本番ですが、その分意識的に集中して臨みます。
本番中はその時間を楽しみながら振ることができました。

こちらは演奏終了後
ピアニストの西尾さんと、急遽譜めくりをお願いした群大の大沢君
です。

記念_convert_20121102063003

様々なアクシデントはありましたが、企画をしてくださっている
JFCの方々、アドヴァイスを頂いた先生方、
このコンサートのために大変な苦労をおかけした
ピアニストの西尾杏子さん、つたない指揮のもと、すばらしい
演奏をして私の要求に快く応えて下さった東京フィルハーモニー交響楽団の
皆様に感謝申し上げます。

そして会場に足を運んでくださった皆さんありがとうございました。
頂いた数々の品がこちら。
花_convert_20121102063041

私たちは誰もが人の樹海の中を彷徨って生きていると思いますが、
これからも地に帰るまで、彷徨いながら作曲を続けて
いきたいと思います





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西田直嗣

Author:西田直嗣
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